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<<   作成日時 : 2008/11/09 15:59   >>

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富士山 2000年夏

【データ】
●標高:3,776m
●標高差:1,868m
●歩行距離:往復約14km
●ルート:須走口新五合目(6:00)〜頂上(13:30)〜砂走り〜須走口新五合目(16:30)
●アクセス:東名御殿場ICから富士あざみラインへ

【行程】
今回は、私の初登山となった富士山日帰り登山のレポートです。 初登山で「山で写真を撮る」なんていう概念は持ち合わせていなかったので、今回は写真なしでお送りします



●初登山
 祖母が生前「一度は登ってみたい」と言っていた富士山。祖母の供養をかねて家族5人で富士登山をすることになりました。これが私の初登山でした。毎日自分の部屋から見える富士山なので、かなり親しみはありましたが、日本一高い山に登るということはどういうことなのか、想像だにしないまま当日の朝を迎えました。

●須走口
 東名に乗り、御殿場ICを目指します。今では登山に行くときの中継点となっていて、御殿場からが旅の始まりという感じがしますが、このときは東名に乗るのも初めてだったので、御殿場ICまでの30分の距離がとても長く感じられました。
 
 富士あざみラインを進むと段々傾斜がきつくなってきます。「ちょっと皆降りて車を押して!」と母が叫ぶほどでした 気づくとすぐ隣に朝霧が流れていて、かなりの高さまで登っていたことに驚きました。家族5人で乗り込んだまま、後続車に追い抜かれつつ須走口を目指します。

 駐車場に着くと、既にほぼ満車状態。それでも何とか空きスペースを見つけ、車を止めます。トレーナーにジーンズ(非ストレッチ)、(重ための)スニーカーといういでたちで登山口へ。売店で金剛杖を購入し、6:00にいよいよ登山スタート

●しょっぱなから・・・
 登山口に入ってからは、しばらく森の中の道が続きます。今思えばとても登りやすい良い道でした。・・・しかし。出発して1時間もたたないうちに、前のめりにずっこけてしまいました ちょうど岩場だった為、翌日には黄色いアザができるほどひざを打ち付けてしまいました 少し戦意喪失気味になりますが「おばあちゃんの為」と気を取り直して歩みを進めました。

●元気の素
 森林限界を過ぎた頃には疲れが出始め、家族5人のペースが段々ばらついてきました。トップは一番若い弟で、その後に若い頃登山にはまり、今回が富士登山2回目の母、その次に身軽な妹が続きます。その3人から大分遅れて、小さな頃から運動が大の苦手だった私、そして一番年寄りの父が最後尾に続きました。小休止に手ごろな岩場を見つけ、先行組3人が我々2人を待っていました。ここで母の秘密兵器登場。「ほら。チョコレート食べな。元気の素だよ!」これで体力が驚くほど回復し、ほどなく私がトップに着きました。「どうしたの」と家族もびっくり仰天のペースアップぶりでしたが、自然に足が進んだのです。・・・が、すぐにバテてしまい、またブービーポジションを確保することに やっぱり一定のペースを守らないとダメですね。

●体力の限界
 七合目を過ぎると、体力が限界に近づきました。先行組3人はもう見えないくらい先を登っています。後ろを振り返ると、少し離れたところを父がゆっくり登ってきます。ここまできて後戻りはできません。最後尾でないことにちょっとした安堵感を覚えながら、再びゆっくり登っていきます。

 なおも登り続けていくと、いつの間にか周りが薄暗くなってきました。そして・・・。なんと雨が下から吹き上げてきました!さすが富士山、と少し感動しながら合羽姿となって頂上を目指します。

●ようやく登頂
 雨と砂地とに体力を奪われ、もう死ぬと思ったところに鳥居が見えてきました。しかし、ここまで登ってくる間にいくつか鳥居をくぐってきていたので「まだ頂上じゃないの〜」という思いを込め、深いため息をつきました。そして大きな岩場をよじ登りながら進み、鳥居をくぐると―。目の前に建物があります。「あれ?」まさかここは・・・。辺りをキョロキョロ見回すと、左手の石壁のようなところに先行組3人が並んで「お疲れー」と微笑んでいました。 なんと、頂上に着いてしまったようです!先行組からは30分ほど遅れてはいましたが(13:30)、紛れもなく自分の足で富士山の頂上に立っています。達成感と感動に包まれながら最後の父の到着を待っていると、更にしばらくたってから父も無事登頂しました。そのまま奥の方へ進み、売店前のベンチに腰掛けます。雨にぬれ、ビショビショになった靴下を脱いで乾かしながら、ボッタクリバー並みに高価なお茶を飲んで体を温めました。30分ほど休憩してから時間・体力的に「ちょっとお鉢巡りは無理だね」と判断し、下山を開始しました。

●「須走」の意味を知る
 須走登山口は、七合目で登り道と下山道が分かれていました。「砂走り」と呼ばれる下山道を進むと、本当に砂だらけの道で、靴の中に砂が入り込んできます。最初はズッズッと滑るように降りていけましたが、段々足指が靴の先に詰まって痛みが出てきました。やはりスニーカーにカジュアルソックス一枚履きでは無理があったようです。心の中で号泣しながら滑り降りていきました

●虹の中へ・・・
 しばらく進むと、信じられない光景が待っていました。「虹だ〜」なんと目の前に半円の大きな虹がかかっていました。生まれて始めて、至近距離で見た虹でした。このまま行くと、もしかして・・・。「突っ込めー!」とばかりに小走りで虹に向かって進んでいきます。・・・?その後、虹に突撃できたか否かはすっかり記憶にありません。結局あの虹はどうなったのでしょうか

●下山、そしてその後。
 砂払い五合目に差し掛かる頃には雨は本降りになっていました。ベンチで座って一休みすると、びしょ濡れになったジーパンから湯気が立ち上っていました。そして、最後の気力を振り絞って、ようやく登山口へ到着しましたが、家族全員が雨と土にまみれ、ドロドロになっていました そしてそんな汚らしい格好で、予め目をつけていた御殿場にある高級中華店へ繰り出していきました。表面上は丁寧に接していただいて、美味しい中華を堪能して心からほっとして帰路につきました。



 翌日。起きようとすると、この世のものとは思えないほどの激痛が走りました。―筋肉痛でした 痛みに喘ぎながら1階に下りると、家族全員が同じような状態でした。そしてこの筋肉痛はその後2日ほど治りませんでした。―さすがは日本一高い山、富士山です。恐れ入りました

 さらに、つま先が痛いと思っていたら爪の根元が内出血を起こして紫色に変色している上に、爪の先がヨレて、なんと爪にひだができていました こんなことになるなんて予想外もいいところです。

 その後しばらくは「絶対に2度と登るもんか!」と思っていましたが、時が経ってから振り返ってみると「もう一度登ってもいいかも・・・」と思うようになるので不思議なものです。ただ、クラスで常にワースト3に入る運動オンチ、且つ体力・根性なしで、日ごろ全く運動をしていなかったにもかかわらず、日本一の富士山に登ってこれたことで、かなり自分に自信が持てるようになったのは事実。この体験が自分を一回り成長させてくれて、おばあちゃんにもいい供養になったかなと思います。

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