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zoom RSS 白馬岳・唐松岳(3日目)

<<   作成日時 : 2008/08/04 08:45   >>

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※1日目はコチラ、2日目はコチラ

白馬岳・唐松岳 2008.07.26(Sat)〜07.28(Mon)

【データ】
●標高:白馬岳=2,932m、唐松岳=2,696m
●ルート:
  1日目⇒栂池高原〜栂池自然園〜天狗原〜乗鞍岳〜白馬大池〜小蓮華山〜白馬岳〜白馬山荘
  2日目⇒白馬山荘〜白馬鑓ヶ岳〜天狗山荘〜不帰キレット〜唐松岳〜唐松岳頂上山荘
  3日目⇒唐松岳頂上山荘〜丸山ケルン〜第三ケルン〜八方池山荘〜黒菱平〜八方駅〜八方バス停
●標高差:1日目=+1,296m/−293m、2日目=+982m/−1,284m、3日目=+33m/−815m
●歩行距離:1日目=9.5km(6.5時間)、2日目=8.5km(9時間)、3日目=6km(2.5時間)
●アクセス::長野自動車道豊科ICから栂池高原へ約1時間(第一駐車場:300円/日)

【行程】
3:00起床 カーテンを開けてみると・・・外は土砂降りの雨でした でもまあもう少ししたら止むかもしれない、と身支度をして朝食を取ることに。

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昨日のうちにもらっておいた朝食用のお弁当。


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中身はこちら。鮎の甘露煮、筍の土佐煮、きんぴらごぼう、つくね串、漬物、蒟蒻ゼリー(梅味)、味付け海苔とバラエティ豊かなおかずが入っています。昨日の夕飯に引き続き、お弁当も美味でした

朝食を食べ終えても、雨が止まないどころか最悪なことに雷まで鳴り出しました とりあえず周りの状況を確かめるべく、受付まで下りていくことに。4:45現在で、売店はまだ開店前で、受付もカーテンが閉まっていて、山荘の御主人と売店の開店準備をしている係の人しかいませんでしたが、とりあえずテレビをつけてもらって天気予報を確認することに。すると、なんと午前中一杯雷雨の予報でした 今日は父と10時頃麓で待ち合わせをしているので、早いところ出発したいのですが。。。とりあえず外が明るくなるまで部屋で待機することに。

5:20頃になって、レインウェアの上下を着込んで身支度を済ませて受付まで下ります。相変わらず他の登山客の姿は見えません。皆昨日の夕方のように雨雲が通り過ぎるまで山荘で待機するようです。明日は予備日で休暇をとってあるし、父にも山荘の電話を借りて雷雨で下山できないと伝えれば、雷が収まってから下山しても大丈夫だろうと思ったら、第一陣の雷雲が過ぎ去ったらしく、雨も小降りになってきました。「よし、今行こう」と、じっと待つことが大嫌いな猪突猛進型の母がやる気になってしまい、5:30に山荘の人に「お気をつけて・・・」と心配そうに見送られながら下山を開始しました。

外に出るなりまた雨が激しくなり、雷も轟き始めました。今なら引き返せるので戻ろうかと考えたところに、後ろから2人組がやってくる姿が見え「なんだ、他にも下山する人がいるじゃん。よし、行こう」と母が早足で歩き出しました。ふくらはぎの火傷がレインウェアのパンツとすれてものすごく痛いのですが、頭上で雷が鳴っているのでそれどころではありません。痛みをこらえて先に進みます。

しばらく進むと雨がいっそう激しくなり、雷が落ちる頻度も高くなって、しょっちゅう空がピカピカと光ります。「怖いーー」 この先のルートは未体験だし、雷のなか下山するとは登山経験豊富な方々だろうと、後ろから来る2人組を待って、「着いていきます〜」と御一緒に下山させていただくことに。このお二人は横浜から来ていて、昨日八方から入山して今日は五竜に行く予定が、この雨なので仕方なく下山するという母より少し年上くらいのご夫婦でした。

空が光って2秒くらいでズドーンと落ちたり、目の前を真横に走る稲妻を目にしても動じることなく、奥さんが先頭に立ってぐんぐん下りていきます。下りが苦手な私ですが、火事場の馬鹿力で普段では考えられないほどの猛スピードで必死についていきました。八方尾根は稜線上のルートが多く、雷から身を隠す場所がありません。4人の最後尾で、一番背も高かったので、一番雷が落ちる確率が高いので、最大限腰をかがめた姿勢で下山しました。

丸山ケルン手前では、稜線上を歩くルートと、丸山のピークを踏まずに斜面を降りて行くルートがあり、この雷の中で当然斜面を降りるルートを選ぶかと思ったら、「こっち行こうか」と、丸山ケルン方面に進んでいきます。アリエナイと衝撃を受けますが、どんどん先に進むので、置いていかれないように慌てて先を急ぎ、腰をかがめながら小走りでケルン前を駆け抜けてその先の斜面を下りました。

少し雨が小降りになったと思ったら、次から次へと雷雲が押し寄せて、また雨が激しくなって空も暗くなり、そこら中で雷が落ち始めます。この下山では、今までの人生で一番恐ろしい思いをしました 森の神様と、今は亡き母方の祖母&父方の祖父母に「どうか雷に打たれませんように」と必死に祈りながら先に進みます。因みに母はずっと「六根清浄」と唱えていたそうです。

所々で森の中を歩くルートがあり、木々の下でほっと安心しつつも、早いところ下山しようと、1回水分補給の休憩をした以外はノンストップで下りていきます。

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命からがら、6:45に八方池に到着 まだ雷鳴が轟いていますが大分遠ざかったので、やっとカメラを取り出して八方池を撮影しました。

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晴れていたら、このように水面に逆さ白馬三山が見えたはずなのに・・・ (↑唐松岳山荘で購入した絵葉書。Photo by菊池哲男)

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小高いピークを登って第三ケルンの前を通過します。ケルンは背が高いので、避雷針の役割をしてくれるだろうと、ちょっと安心しながら通過しました。

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6:50に八方ケルンに到着 ここで、今朝八方池山荘から出発してきたという団体客とすれ違いました。真上に雷雲が通過する中無謀にも下山してきたオマエが言うな!という感じですが、こんな天気の中登って行って大丈夫かな・・・と、ちょっと心配になりました

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↑クリックで拡大↑

雨も止んで、空もかなり明るくなり、峠は越えたと安心しながら先に進みます。振り返ると、先ほどの団体客はまだ八方ケルン前にいました。

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八方池山荘までは、歩きやすい木道が続きます。雨で濡れてちょっと滑りやすくなっていますが、周辺に続いていたつるつる滑る岩場よりははるかに歩きやすかったです。

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八方の町を見下ろします。


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八方池山荘のすぐ手前で、案内板を発見。晴れていたらこのように見えていたはずが・・・

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この日は全滅でした


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東側の景色は・・・


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なんとか一部の山を見ることができました。


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↑クリックで拡大↑

山荘前にあったルート案内板。黄色の矢印がこの3日間の縦走路です。


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そして7:30に八方池山荘に到着 やっと命が保障されて、人心地付きました 山荘に泊まっていた人たちに、この天気の中もう唐松から下りてきたのとビックリされてしまいました

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ここから麓まではリフトとゴンドラを乗り継ぐだけです。予想以上に早く着いてしまったため、8:00の運転開始を待つことに。しばらくすると乗り場のシャッターが上がり、中から係員が出てきました。運転状況を確認すると、まだ上空に雷雲があるのでしばらく運転見合わせとのこと 黒菱平までは登山道が付いているのでひとまずそちらから下山してくださいと、さらに30分余計に下山することに・・・

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リフトの横の石畳の道をジグザグに降りていきます。これで今リフトが動き出したらあの兄ちゃんただじゃおかないと話しながら下山しました。

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振り返るとかなりの高度さがあります。


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そして8:10に黒菱平に到着 リフトはまだ動いていませんでしたが、黒菱平から先のアルペンクワッドとゴンドラ・アダムは無事運転を再開していました。

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長野オリンピックの名残


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4人乗りリフトに2人ずつ乗って下りていきます。結構な高度差で眺めもよく、風に吹かれながら下りていくととても気持ちよかったです

リフトを降りてから料金(270円)を払い、そのままゴンドラ乗り場まで歩いていきます。これから登る人が続々と到着中でした。

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ゴンドラ乗り場。ここではゴンドラに乗る前に料金(860円)を支払います。6人乗りですが、これも2人で貸切です。登りの人たちは6人でギュウギュウ詰めになっている人が多かったです。

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文明って素晴らしいねと、母と二人で感動しながらゴンドラが麓まで連れて下りてくれるのを、景色を堪能しながら待ちます。

ゴンドラ乗り場に到着 中学生ぐらいの団体さんが乗り場に行列を作っていました。まだ上空は天気が不安定なようでしたが、無事登れますように・・・とお祈りしてあげて、下山をご一緒した横浜からのご夫婦と八方のバス停まで10分ほどの距離を歩きます。

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8:50に八方のバス停に到着 栂池まではバスで戻る予定でしたが少し待つのでタクシーを使うことに。バス停奥の観光案内所でタクシーを呼んでもらうと、5分もしないうちにタクシーがやって来ました。栂池までは10分ちょっとで着きました。料金は2,700円と、思っていたよりも安かったです。

下山してすぐに栂の湯に入ろうと、一番温泉に近い場所に車を停めていたのですが、インターネットでは10:00開店と書いてあったのに、係員に確かめるとこの日は12:00開店とのこと。とてもそれまで待ってられないので八方の、予め調べてあったみみずくの湯に向かいました。

9:45ぐらいに到着しましたが、お店の人に聞いてみると10時開店だけどもう掃除が終わったので入れますよ、とのこと。早速入場券(500円)とタオル(300円)を購入して一番風呂に入ります 本当は温泉に入れれば最高ですが、ふくらはぎを火傷しているのでシャワーだけで済ませました

さっぱりと3日分の汗を洗い流し、穂高駅で無事父とも合流を果たし、渋滞に巻き込まれることもなく無事に16:30頃に家に到着しました。

色々と教訓になりましたが(特に日焼け止めの徹底について)期待通りの花に溢れた縦走路と、登り応えのあるキレット越えを果たし、2日間美しい夕景を眺めることができて、大満足の山旅となりました

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オマケ。帰り道に東富士五湖道路で車窓越しに撮影した富士山 夕方にこんなに全体がはっきりと、しかも緑の森林部分と赤い土の部分までくっきりと見えるのはかなり珍しいことです。唐松で見逃した分、ここでこんなにキレイな富士山を見ることができたと嬉しくなりました

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